すばらしい、しかし私には不釣り合いな懇親会に出席させていただいた。
スイマーとランナーたちの集まりで、多くの競技会に出て入賞経験の豊富な方たちの年1回の懇親会だ。
実は、恥ずかしながら、運動不足の解消のために週に2~3回近くのスポーツクラブに通っている。1000メートルから1500メートルをゆくっり泳いでいるのだが、知り合いになった会員の方から遠泳大会に出ることを勧められ、これまで2回参加した。
この懇親会に出席資格は、大会出場経験が条件(ただし結果は問われない)のようで、たまたま、私も条件が合致したのでお誘いを受けた次第だ。
懇親会では水泳の話が中心だったが、話を聞いているとわが身の情けなさを痛感した。タイムは下手すると2倍、練習方法もまったく違う。私のように“チンタラ”やっている人は皆無のようで、皆さん、目的を持って日々の練習に取り組んでいるようだ。
すばらしい会合だったが、実は、今回、一番感激したのは、写真のロウソク台だ。参加メーンバーの1人がプロのシェフで、この方が、当日の料理を作ってくれた。「チーズフォンディユ」や「ステーキ」(ソースが信じられないくらい美味!)などを調理してくれた上に、ローソク台を9台もこの日のために用意してくれた。
ロウを鋳型に流し込んで作るそうだが、本当に見事な出来栄えだ。その方がおっしゃるには、「突き詰めるとここに至る」とのこと。「料理はおいしいのが当たり前で、美しなくければならない。その美しさを引き立てるには、美しい飾りが必要」とのことで、このローソク台を作ったとのことだ。
この精神を高1になった娘に伝えたくて、1台を分けていただいた次第だ。愚妻の料理には希望が持てないが、せめて、娘にはこの精神を伝えたいと思っている。
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