他塾の塾長と一緒に県立船橋芝山高校を訪問した。この高校には、ビオトープがあり、会の終了後、教頭先生にお願いして案内してもらった。
ビオトープとは多様な生物が生息できる空間という意味で、この場所は昔は水田であったそうだ。学校が建設されてからは放置されていたところ、自然の湧き水のお陰で以前の環境が復元し、今ではホタルやオニヤンマやメダカなどが生息するようになったそうだ。
ビオトープはグランドの奥のひっそりとしたことにあった。アシなどが茂っており、足を踏み入れるとまるで異空間に入り込んだような気分にさせられる。船橋の市街地にこんな自然が残されていたのに驚きを感じた。
船橋芝山高校の授業を見せてもらったが、とても落ち着いた雰囲気の中で進められていた。同校には、おとなしく、欲のない子が集まっていてノンビリした雰囲気が醸し出されているとのことだ。これからの課題として、「チャレンジ精神を植え付けたい」とおっしゃっていた。
もちろん、チャレンジ精神も必要だが、私は今の船橋芝山高校のままでも良いような気がする。チャレンジをしたい子には、その子にふさわしい高校はすでにある。大切なことは個性を持った学校がいろいろあり、生徒や保護者が自由に選べることだ。その意味で、落ち着いたノンビリムードの船橋芝山高校は、十分に魅力ある高校の1つだと思う。
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