勉強のやり方
『ノートの取り方』『問題演習の進め方』
「学び方」こそが勉強のすべて
伸栄学習会では、「勉強のやり方」をとても大切にしています。
子どもたちは、算数や英語を学んでいます。
でも、その「やり方」は学んでいません。
このような現実から、伸栄学習会では入会時に「勉強のやり方」を指導することにしています。
以下、その指導の一端をお示しします。
ノートの取り方
勉強には「ノート」が不可欠。だから、ノートの取り方の下手な子は、勉強の成果を上げるのに苦労します。
ノートは「キレイ」「キタナイ」に着目されがち。でも、それだけで十分ではありません。
<チェックポイント>
①1冊のノートが複数教科にまたがっているのは論外です。1つの教科でも、学習目的に応じて使い分けた方がよいでしょう。学校と塾用を分けるのはもちろん、例えば授業用と問題演習用も分けて下さい。
②学習した日付、問題集のページ・番号(大問→小問)を必ず書きましょう。問題集のページ・番号がないと答え合わせに時間がかかります。日付がないと復習・理解チェックを効率的に行えません。
③罫の広いノートを使用しよう。B罫はやめる。英語も初心者の段階はローマ字用のノート使う。国語の横書きは不可。
④授業の内容はなるべくすべて書き取りましょう。
⑤そのために、速く書くことを心がける。「ていねい」でも「ゆっくり」はダメです。文字を書くスピードと成績には高い相関があります。
問題演習の進め方
大学入試までの勉強では「問題集」は絶対不可欠です。問題集を使わないで勉強をするなんて、鉄砲を持たないでジャングルに飛び込むのと同じことです。
試験の前に、教科書の内容をノートにまとめて、それを「試験対策」としている子どもがいます。やらないよりマシかもしれません。でも、よほど優れた記憶力がない限り、成果を上げるのは困難です。
問題集の目的は2つあります。
1つは自分の弱点を確認することです。
これは子どもたちもよくわかっています。
ただ、問題は2つ目。
これは見過ごされたり、気付いても無視されがちです。
それは、自分の記憶を確実にして、理解度を高めることです。勉強の「中心部分」とも言えます。
だから、問題集をキチンと使うことができれば、それだけで、間違いなく、成績は大幅にアップするのです。
<チェックポイント>
①書き込みは論外。
②1ページ以上、連続してやらない。次のページ進む前に答え合わせをする。
③答え合わせの際に、間違えた問題には印を付けておきます。その際にやり直しをするのは当然です。
④間違えた問題は、一定時間(多くの場合24時間)が経過した後、もう一度やり直しをします。そして、間違えれば、また翌日以降に「やり直し」をします。これを正解するまでくり返します。
これが一番重要です!
やり方を理解するのは難しくありませんが……
「ノートの取り方」と「問題演習の進め方」を理解するのは難しくありません。
ただ、実行に移すのは簡単ではありません。
教室には先生がいます。先生がいる理由の1つは、これらの事がらをチェックして、実行に移してもらうためです。
勉強を改善すれば、勉強が楽しくなります。チャレンジしてください!