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成し遂げる夏

講師 山内 雄司

 夏期講習は期間も長く目標を達成するにはいい時期です。今回は夏期講習を利用してそれぞれの目標を達成した子どもたちの実例をご紹介したいと思います。

苦手な英語を得点源に
 中34月から通い始めたS君は英語が大の苦手。定期テストで平均点を超えたことがありませんでした。英語は積み重ねの教科です。ですから、苦手の克服には他の科目に比べて時間がかかります。

 S君の授業は12年生の復習から始まりました。ハイペースを心がけましたが、十分なテスト対策を講じる余裕はありませんでした。その結果、6月の定期テストでは得点が「微増」に留まりました。そこで夏期講習を利用して、復習のみならず2学期以降の予習にも時間をかけました。その甲斐あって、9月の定期テストでは平均点を上回る80点台を達成しました。それ以降、英語は彼の得意科目になり、第一志望の高校にも無事合格しました。彼の満足そうな笑顔が今でも忘れられません。

見事な課題論文
 高3のTさんはある有名大学の文学部をAO(今の総合型入試)で挑戦しようと決めました。事前課題は「堀辰雄と柿本人麻呂について」という手強いものです。しかし、挑戦すると決めたからにはとことんやるタイプです。私と23脚で関連する本を読みあさり、夏のわずかの間で20数冊を読破しました。その中で、今まで思いもよらなかった堀辰雄と柿本人麻呂の共通点も見つかり大胆な仮説を立てました。

 それでも彼女は「できることは全部したい」とわざわざ堀辰雄の故郷を訪ね、そこでの景観と小説との関連を考察しました。夏期講習が終わる頃には立派な論文ができあがり、胸を張って提出することができました。その甲斐あって秋には見事に合格を勝ち取りました。

 

作文で最優秀賞
 M君は私立中学生でした。中2の夏、伸栄学習会恒例の「読書感想文講座」に、学校で作文コンクールがあるのでその参考に、と言って出席しました。その後、夏期講習ではこの課題作文に取り組むことにしました。「仲直り」についてというテーマだったのですが、たまたま、彼の兄も塾生でよく知っていたため、兄との仲直りのエピソードを書くことに決めました。

 2学期が始まり、M君から「作文が最優秀賞になった!」との報告がありました。それに留まらず、学校の国語の授業で彼の作文が題材に取り上げられ、なおかつ大学付属校であったため「大学の先生にも読んでもらう」と大騒ぎになったそうです。そのときの彼の困った顔が印象的でした。

夏の目的の達成は大きな一歩

これらはほんの一例。この他にも、特訓をして一気に模試の偏差値を上げたI君や、夏期講習から英検準2級の勉強を始め、秋の検定で見事に取得した小学生のKさん、環境問題について調べて作品を作り、大きな賞を取ったTさんなど、枚挙にいとまがありません。

 何かを達成した子どもは、同時に大きな自信を獲得します。「部活があるからムリ」などと言わず、是非、「部活があっても今年の夏はやるぞ!」という目的を持ってこの夏に臨んで下さい。

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