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講師 山内 雄司

 このたび、政府の補助金を得て「キャリア教育」の新しいシステムを開発しました。小学校や中学校でも、職場見学や外部講師を招いて講演会を開催するなどのキャリア教育を積極的に行っていると聞いております。ただ、このたび伸栄学習会が構築したキャリア教育システムは、これらとは一線を画すもので、より実践的なものと自負しております。

このシステムは、次のようなステップで進みます。

1.そもそも将来、大人になって「働く意義」を確認(再確認)すること。

2.世の中には、子どもが想像する以上に多様な職業が存在していると知ること。

3.その中で、現在の自分の強みや興味・関心などの職業適性を「見える化」し、適性に合致した職業にどんなものがあるかを知ること。

4.その職業に就くためには、これからどのような学問分野の習得しなければならないのかを知ること。

5.その学問分野を修得するためには、どんな大学、学部・学科に進む必要がある、或いは有効かを知ってもらうこと(これは主に高校生を対象に行います)。

 多くの保護者の方は、お子さまから、「なんで勉強をしなければいけないの」とか「勉強なんがして何の役に立つの」という言葉を投げかけられたことがあるのではないでしょうか? 私も生徒たちから、「日本を離れるつもりは無いので英語なんかやりたくない」とか、「因数分解って何の役に立つんすか?」と言われたことがあります。そんなときはチャンスとばかりに話しを進めますが、他にも同じような疑問を抱きながら口にしない子どもたちがたくさんいるような気がしています。

「目的を持った子は強い。」とはよく言われる言葉です。大成した野球やサッカーの選手たちのほとんどが、幼少の頃より猛練習をしています。彼らに、なぜそんなに厳しい練習を続けるのかと聞くと、「将来プロとして国際的に活躍する選手になるため」と答えます。つまり、彼らは毎日の猛練習の意味を知っているのです。

 勉強でも同じです。やりたい仕事や将来のビジョンを持っている子は、それを実現するために、今の勉強を頑張ります。反対に、将来の姿を描けない子どもは頑張りがききません。これらの子の多くに共通しているのは、世の中のことをほとんど知りません。例えば、試しに、子どもたちに知っている職業名を書き出させてみるとわかります。驚くほど書けません。youtuber、ゲームプログラマー、公務員など20-30程度の職業の記述で終わってしまいます。つまり、「知らない」のです。知らないものを将来の目標にしろと言っても無理です。だから、まず、この世の中にどんな職業があるのかから教える必要があります。

 現在、日本には1万7千種程の職業があるといわれています(労働政策研究・研修機構)。ただ、これを一覧にして紹介しても意味がありません。そこで、自分の強みなどから適性を探り、自分に合った職業を見つけます。そうして、その職業を具体化するためには、どんな勉強が必要かを紹介します。そうやって、進路や今の勉強との関連を探っていくというわけです。

 この新システムより、子どもたちの勉強を、より一層生き生きとした張り合いのあるものにしていたいと考えています。ぜひご利用ください。

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