2012年3月号……『TOEFL』 塾長/青沼 隆
このたび、TOEFL運営会社から伸栄学習会に対して、TOEFLの試験会場の提供について協力要請がありました。TOEFLは英語検定テストとして、世界中で最も幅広く受け入れられ、最も権威のあるテストの1つです。教室環境の整備などいくつか面倒な改善も必要でしたが、この協力要請には積極的に応じることとして、まずは、3月10日(土)に北栄教室でTOEFLの試験を行うことにしました。
TOEFL(トフル)とはTest of English as a Foreign Languageの略称です。これと似たテストとして、TOEIC(トーイック=Test of English for International Communication)があります。TOEICが主にコミュニケーション能力を検定するのに対して、TOEFLは主にアカデミックな能力を検定すると言われています。
受験者数(年)はTOEICが180万人に対してTOFFLは7万人程度です。人数が少ないのは、TOEICが大学や企業で幅広く取り入れられているのに対して、TOEFLがアメリカなどの大学・大学院入学判定という限られた目的に使われているからです。ただ、入学志願者の選抜のために使用されるために、受験者のレベルは高く、また、試験に対する切迫感も強いと言われています。
TOEFLはいわゆるペーパー試験ではありません。すべて、コンピュータを使って、リーディング(Reading)、リスニング(Listening)、スピーキング(Speaking)、ライティング(Writing)の4部門の試験が進めらます。問題はすべてアメリカからネット配信され、例えば、スピーキングでは、マイクに向かって英語を話したり、ライティングでは、タイプ打ちして英文を作成することが求められます。試験時間は全部で4時間半程度、この間、休みは10分程度のハードな内容になっています。
試験は土曜・日曜を中心に年間40回程度行われます。問題は毎回異なりますので、受験者は希望すれば何回でも受けられます。ただ、受験料は1回200ドルで、英検(1級)が7500円に比較して高額に設定されています。
伸栄学習会としては、今後もTOEFLの重要性に鑑みできる限り協力していきたいと考えています。3月10日以降も北栄教室を試験会場として提供していくほか、妙典教室などでも協力をしたいと考えております。これまでTOEFLは学校や専門学校などで実施されてきており、学習塾を会場として認定したことはなかったとのことです。その意味では、恐らく伸栄学習会が学習塾としてはじめてとなるようです。
TOEFLについてご質問などありましたらいつでもお申し越し下さい。