2011年夏-1号……『見える化』 塾長/青沼 隆
長い夏休み、この過ごし方は子どもにとってとても大切です。ただ、現実は、生活のリズムを整えるだけでも「たいへん」とお感じのご両親さまもいらっしゃると思います。お子さまのダラダラした姿は見たくないもの。勉強はもちろん、スポーツでも芸術でもあるいは趣味でも何でもいい、目的に向かって集中的に取り組んで欲しいとお考えのご両親さまは多いのではないかと思います。
こんな思いを背景に、夏休み直前の7月15日に、「楽しい夏の学習法を学ぶ会」を開きました。この会では、夏休み中の1日のスケジュールを作り、併せ、勉強時間が目標通り進んでいるかどうかをチェックできるリストをお渡ししました。
今、ビジネスパーソンの間では、「見える化」が流行っているようです。書店に行きますと、『見える化………』という本がたくさん並んでいます。仕事の進め方や問題点を明らかにして、それらをスタッフ全員で認識を共有する上で便利な手法だと思います。
これは仕事だけではなく、子どもの勉強にも同じことが言えると思います。勉強時間を「見える化」しておけば、お子さまとご両親さまのコミュニケーションも円滑に進みます。お子さまとの会話で、「やった」「やらない」の言い合いは虚しいものです。1つ間違えると感情論に発展することもあります。こんなとき、具体的なデータがあれば水掛け論を避けることができます。そして、それに留まらずに、これまでの勉強の反省が可能になり、今後の改善方法を一緒に考えることができます。
会の当日、子どもたちにお配りしたチェックリストは、極めて簡単なものです。たった1枚の表です。ただ、これをお使いいただければ、お子さまの夏の勉強の「見える化」ができると思います。よろしければ、ご希望の方に差し上げたいと思います。講師にお声かけ下さい。お子さまの充実した夏休みの一助にしていただけたら幸いです。