2008年4月号……『パケホのお勧め?』 塾長/青沼 隆
「パケ死」という言葉があります。古い流行語ですが、携帯電話を使って、インターネットやメールを使いすぎ、料金が高額になり支払困難に陥ってしまうことを意味するようです。
一方、このような事態にならないために、いくら使っても料金定額の「パケ・ホーダイ(パケホ)」という契約形態もあります。この場合、「パケ死」の心配はなくなりますが、基本料金が数千円付加されます。いずれにしても、ご両親様にとっては頭の痛い問題かと思います。
実はこの問題と関連して、今、私どもも頭を痛めております。
この5月から、ビットキャンパスの機能が改訂され、従来パソコン上でしかできなかったWEBテストが携帯電話でも可能になったからです。また、WEBテストだけではなく、ビットキャンパスのメール送信も携帯電話で可能になりました。
すでにご承知の通り、WEBテストは、小学生4教科、中学生5教科、高校生2教科の勉強がインターネットを通じて学習できます。膨大な問題量が納められているので、一般の書籍の問題集とは比べものにならない問題演習を行えます。それに、学習履歴も残りますので、いつ、どんな問題をやって、その結果がどうであったのか一目瞭然に把握することもできます。
このWEBテストがパソコンに加え携帯電話でも可能になるのですから、文字通り、いつでもどこでも学習可能になります。「勉強革命」と表現しても過言ではないかと思います。
ただ、問題はパケット料金です。すでに、「パケ・ホーダイ」で契約されている場合も、携帯-携帯のパケホに加え、パソコン-携帯のフルブラウザのパケホに契約を切り替える必要が生じます。これにより、定額料金もアップする可能性があります。ましてや、現在、パケホではない場合、月額の料金は大幅に変わります。それに、万一、パケホでない場合、これを知らずに携帯電話でWEBテストを熱心に行うと、パケ死をしてしまう可能性もあります。
携帯電話は多くの生徒にとって身近な存在であり、これを学習に活用できれば、学習の質と量に大きな変化が生じます。将来は、このような学習が当たり前になると想像します。ただ、現状では携帯電話の「利用料金」がネックとなります。
WEBテストの携帯電話での活用につきましては上記のような問題があります。今後この問題につきましては、保護者の皆さまのご意向やお知恵を拝借しつつ取り進める所存です。現時点では、まずは、中間報告という形でお知らせさせていただきます。