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 山脇学園の塾対象説明会に出た。


 同校は伝統ある女子校。赤坂見附から徒歩5分、都心の一等地に位置する学校だ。生徒たちの様子を見たかったが、あいにくこの日は授業がないとのこと。残念だったが、思わぬ収穫があった。


 説明会では、この春行われた同校の入試結果についてかなり詳細な報告があった。この中で、漢字はもとよりカタカナの書けない子がかなりいるという話があった。


 今年の入試で、「ドイツ」と答えるべきところ「ドイシ」と書かれていたため不正解にしたとのこと。、複数の教員が「シ」と判断したためにバツにしたそうだ。


 「ツ」と「シ」、それに、「ソ」と「ン」と「リ」があいまいな答案がよくあるとのことだった。


 「ドイシ」と答えた受験生は、「ツ」と書いたつもりだろう。まさか、不正解になっているなんて、夢にも思っていないのではないか。しかし、この話を聞いた私自身も、中学入試の採点が、こんなに厳格に行われているとは恥ずかしならが知らなかった。


 確かに、カタカナをいい加減に書く子どもは多い。


 そういえば、私も以前、「ツ」と「シ」の指導をしたことがある。さっそく、今日から一人ひとりの文字を厳しくチェックすることにした。

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