何度も触れている話題ではありますが、
とても大事なことだと思い、また書きたいと思います。
教科学習に限らず、子どもたちに、「もっとよく考えて」と
いう言葉をかける機会が多いと思います。
しかし、「考える」ということを知らない子どもも多くいます。
この場合、「考えて」と声をかけても、ひたすら鉛筆でなぞるとか、
手を止めてテキストなりノートなりをじっと見つめる、などの状態に
なりがちです。
これは就学前の子どもや小学生に限りません。
「考える」という訓練をしていなければ、中学生でも高校生でも、
そして、大学生やオトナでも同様です。
では、どんな訓練をすればいいかというと、これが難しいところです。
なぞなぞやパズル、クイズなどもそのひとつですが、これらも
慣れてくると、単にパターンを知っているかどうかだけを判定する
ものになってしまいます。
「考える」というのは本来、正解の無い問題に取り組む方法では
あるのですが、「人生とは何か」というような命題にずっと
かかりっきりになるというのも現実的ではありません。
「考える」ためには、何よりも「興味を持つこと」が
必要だと考えています。
このところ、ずっとこの課題に取り組んでいますので、
近いうちに形にしたいと考えています。