「英語は暗記ではない! 暗記を強要する講師や教員はわかっていない!」
という言葉を少なからず聞きます。
言わんとしていることはわかります。
英語圏で育った子どもは、苦労して単語や文法を覚えなくとも話せます。
しかし、この言葉には少なからず弊害があります。
今は定期テストのシーズンですが、努力して英単語を覚えた生徒と、その労を避ける生徒では英語の理解に雲泥の差があります。
「暗記ではない!」と言うと、多くの子どもにとっては、
「苦労を半減できるいい言葉だ」と受け取られてしまいます。
教育に関する言葉には、うっかり聞いてしまうと損をするものがたくさんあります。
しかも、最も損をするのは子どもたちです。
彼らがそんな誤解をしないように、きちんと伝えていくぞと気持ちを新たにしております。