塾の近くにある猫実川は年中繁茂のすごい川ですが、
先日伐採が入りました。
見通しの良くなった川は去年よりも大量の泥が積もっていて、
作業員の膝まで埋まるぐらいでした。
そして、目につくのが投げ捨てられた大量の空き缶やペットボトル。
「こんなにあるのか!」と驚くべきか、
「これぐらいで済んだか」と思うべきか迷います。
ただ、考えさせられるのは、「これを投げ捨てた人は大丈夫なのか?」と
いうことでした。
もし私が投げ捨てたとしたら、その後ずっと「あの空き缶はまだ
川の底にあるのか」と心に残って仕方がないと思うのです。
そしていざという時にそれが引け目となってしまうだろうと、
それを恐れているので、私には投げ捨てができそうにありません。
そして、生徒の「宿題」についても連想しました。
当学習会では、よほどの特例以外、毎授業ごとに宿題を出しています。
もし出ていないとしたら、それは明らかに講師の重大なミスです。
それを理解して、しっかり宿題に向き合う生徒もいれば、
なかにはまだ宿題に前向きに取り組めない生徒もいます。
宿題をしないことは、川にごみを投げ捨てるように、
知らず知らずその負い目が溜まっていくのではないか、
受験などの重要なときに、それが引け目となってしまうのではないか、
そんなことを心配してしまいます。
すべての生徒が宿題にしっかり取り組む習慣を身につけることは、
塾講師の基本ではありますが、やはり重要なことなのだと改めて
感じた次第です。