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入試制度の仕組み 取っておき情報

●高校入試制度の仕組み
 ⇒1『はじめに』
 ⇒2『私立の前期入試/推薦入試』
 ⇒3『私立の後期入試/一般入試』
 ⇒4『公立の前期選抜』
 ⇒5『公立の後期選抜』
 ⇒6『公立の前期選抜・後期選抜の一本化について』
 ⇒●私立高校の特待制度の仕組み

4『公立の前期選抜』

学力試験だけでは合否が決まらない

平成23年度の入試から、千葉県公立高校の入試制度は大幅に変わりました。その最も大きな点は、すべての高校で学力試験が実施されることになったことです。

ちなみに、従来の「特色化選抜」では、必ずしもすべての高校で学力試験が実施されていたわけではありませんでした。

また、選抜枠(募集定員に占める前期試験の割合)も普通科については60%に、専門学科については最大100%まで拡大されました。つまり、ある普通科の定員が100名とした場合、前期選抜で60%の60名を、後期選抜残り40%の40名を合格させる(専門学科では全員を前期選抜で合格させる)という仕組みに変わりました。

この意味で、これまでの「特色化選抜」と「前期選抜」は、まったく別の入試と言えそうです。

ただし、千葉県教育委員会は、「前期選抜は特色化選抜の理念を引き継ぐもの」と強調しております。

従来の特色化選抜は、各高校が入学させたい生徒を選抜するとして、具体的には、
●中学から出される「調査書」
●特色化選抜の「入試得点」(作文・面接・自己表現、一部の高校では独自問題)
の合計で合否を決めていました。


「前期選抜」も同様で、ただ、ここに「学力試験の得点」が加わっただけ、と表現することもできます。

つまり、前期選抜の合否は次の4項目の合計で決まります。(「調査書」については下段で改めてご説明します。)

1.「調査書」に記載された3年間の成績(5点×9教科×3年間=135点)
2.「調査書」に記載された成績以外の項目の評価
3.「第1日目の入試得点」(学力試験の点数:5教科×100点=500点)
4.「第2日目の入試得点」(面接・作文・自己表現などの得点:点数は高校によって異なる)
の配点ウエートは、各高校長の判断任せるとされています。

具体的に、どのような配点ウエイトで入試が実施されているかは、毎年10月、各高校のホームページに掲載される「前期入学者選抜における選抜・評価方法」に記載されます。

以前は上記(1234)の配点が不明確でしたが、現状ではこの配点が明確になり、すべて点数化されることなっています。

大切なことは、上記で記した4項目のうち「1」と「2」は入試を受ける前にすでに得点が決まっていることです。つまり、同じレベルの高校を受験する場合、その得点のウエイトは合否に直結することを、是非、ご理解下さい。

ですから、極端な場合、1日目の入試得点(5教科×100点=500点)で、相当の差がありながら、上位の生が不合格、下位の生徒が合格というケースもあります。従って、前期選抜では学力試験が行われているというものの、高校によっては、「これだけでは決まらない」というのが実態です。

なお、「調査書」について、改めてご説明します。

調査書の中身は次の2つ要素、
(A)3年間の成績
(B)成績以外の項目の評価(加点)
から構成されます。

(A)「成績」について
公立高校の入試では、前期選抜も後期選抜も、中1~中3の3年間分、9教科の成績が反映します。
ちなみに、私立高校の入試では、前にお話しの通り中学3年の1年分が使われますのでお間違えにならないで下さい。

3年間で9教科ですので、「成績」の満点は135点となります。
9教科×5点×3年分=135。
この135点というのはご記憶いただけたらと思います。

さらに、平成20年度の入試からはこの135点について、中学の成績の甘い辛いを加味して再計算されることになります。

中学の成績は「絶対評価」で付けられます。このため、評価の甘い中学と辛い中学が生まれました。

これを調整するために、
 評価の甘い中学からは点数を差し引き、
 評価の辛い中学には点数を加算する
というのがこのルールです。

なお、前にお話ししました私立高校の入試では、この調整はありませんのでご注意下さい。

(B)成績以外の項目の評価
例えば、行動の記録、出欠、学校活動・生徒会活動・学校行事、部活動、英検・漢検などの検定などがそれに当たります。

高校によって加点のルールは異なります。
何が観点の対象になるのか、何点加点されるのかなどは高校の判断に任されています。

例えば、3年間皆勤の場合は2点、英検3級では1点、部活をやっている生徒には1点、県大会出場の場合は5点、生徒会会長には3点………というふうに各高校が独自のルールを作っています。 

これらの加点がどのようになっているかは、各高校のHPで「前期入学者選抜における選抜・評価方法」で確認下さい。

実施要領

前期選抜は次の通り実施されます。

実施時期
  検査日:平成30年2月13日(火)、14日(水)
  発表日:平成30年2月20日(火)    
選抜枠 募集定員の
普通科→大半が60% 
専門学科→大半が100% 


各校の前期選抜枠や内容は こちら をご覧下さい。
検査内容  1日目 5教科学力検査(50分)
2日目 面接・作文・適性検査から1つ以上を各高校が選択して実施。
合否選抜方法 選抜方法については、
 ①「第1目の学力検査」
 ②「第2日の検査の結果」
 ③「調査書等」
を資料として、各学校が決定する。


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